「重粒子線治療」とは

<重粒子線治療について>

重粒子線治療は一種の放射線治療みたいなものですが、いわゆる放射線治療とちがうのは放射線はX線(レントゲン撮影を思い出してください)のように被写体を通過して患部以外にもその「線」が突き抜けていくのに対して、重粒子線は患部をいわばピンポイントで照射することです。

前立腺ガンの例で言いますと、放射線治療だと前立腺ガンをやっつけるために放射線を照射するときに合わせて直腸や膀胱などにも「線」が照射され、 やけどみたいに(「放射線焼け」)前立腺以外の「正常な組織」にも影響を及ぼすことになります。それに比べて重粒子線の場合は正常な組織への影響を少なく してガンに強いダメージを与えることができるという利点があります。

このような「利点」を生かした治療を行うにはズレの無いように正確に患部に照射されるようにするために体を一定時間(実際には数分間)固定するよ うに「道具」(「私の場合は前もって柔らかい素材を短い時間にプラスティックのような固いものにする方法で型どりをした固定具をつくってもらいました)を作成します。前立腺ガンの場合は下腹部と足部(かかとからふくらはぎまで)の2箇所です。

リハーサルではしっかりと正確に位置確認し、さらに下腹部にガスがたまって重粒子線が届きにくくならなかなど、それぞれの患者の状況に合わせて周到な準備が行われます。

その上で毎回、数分、準備時間もふくめて30分くらいの治療時間を週4回、4週(1ヶ月)計16回続けます。くわしくは明日からの「実体験」でご確認ください。(2010.11.22)

専門的にくわしくお知りになりたい方は以下のHPなどを参照してください。

(財)医用原子力技術研究振興財団http://www.pt-jinzai.com/juryushi

なお、重粒子線治療の他に粒子線治療があるようです。くわしくは以下のHPを参照してください。

抗ガン治療(粒子線治療施設紹介(全国で8カ所)

文科省の「原子力委員会」でかなりくわしい「重粒子線がん治療について」という「報告」が出ていました。治療効果等のデータも出ていますのでリンクを貼りましたので参照してください。

重粒子線がん治療大国」批判

(山本孝史「重粒子線がん治療大国めざすのは正しい選択か」) 故山本孝史議員HP(いのちのバトン

最新ニュース

新刊『重粒子線 切らずに直すがん資料と医療最前線』 - 2010年12月16日

群馬大重粒子線センターの開設と同時に発刊された本です。

『重粒子線 切らずに直すがん資料と医療最前線』

(財)群馬健康医学振興会・群馬大学医学部同窓会刀城クラブ編、上毛新聞社、2010年3月、2000円

ご注文はコチラ

221頁、カラー写真入りで2000円とはいくらなんでも安い!


重粒子線がん治療について - 2010年12月2日

文科省原子力委員会の「文書」にくわしいデータなども出ています。

上記、リンク


治療効果 - 2010年11月23日

治療効果を示すデータ

まだ実施事例が少ないのと治療効果を時間的に追うには重粒子線治療が始まって5年ぐらいしか経っていないためにかなり限界があります。したがって今すぐに明確なデータが手に入りません。しかし以下の頁を参照してください。

http://www.gsic.jp/radioactive/ra_01/01/02.html

TOP