日記 Diary

私の日記というよりも日々思うことを自由に書いておく「メモ」だと思って気楽にお読みくだされば幸いです。

 3月 4日(水) 政治感覚のマヒ!

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2020/03/04 17:34  RssIcon

 『マスコミ市民』3月号掲載の辛淑玉さんのコラム「山椒のひとつぶ」は、「京都市長選の広告に見る殺す側の鈍感さ」と題して、先に行われた京都市長選での京都新聞一面を使った大広告に対する各政党の反応を批判しています。

 その広告とは1月26日の京都新聞に掲載されたものです。

「大切な京都に共産党の市長は『NO』―京都はいま大きな岐路に立たされています。わたしたちの京都を共産党による独裁的な市政に陥らせてはいけません。国や府との連携なしには京都の発展は望めませんー」

 くわしくは雑誌掲載の辛さんのコラムに譲りますが、それは14年間続けてきた新社会党紙の連載を降りたきっかけになったということだけでなく、その広告について書いた辛さんの原稿が掲載拒否されたのですが、その間の一連のやりとりが問題になっています。

 その原稿で批判したのは、社民党だけでなく同じく立憲民主党・国民民主党、それに驚いたのは共産党に対しても辛さんは鋭い批判の矢を放っています。

 ドイツでも同じようなことが起こっていると危惧しながらもドイツでは「この事態にドイツでは激震が走り、戦後ドイツが築き上げてきたものを破棄する行為だとして激しい批判が浴びせられている。メルケル首相も、『許せない。民主主義にとってひどい日になった』と表明した。極右と共に民主主義を作るなどありえないのだ。戦後民主主義を積み上げてきた人々にとっては許しがたい暴挙である。」と断じたすぐ後につぎのように書いています。

 「バカな日本の左翼は、極右も言論の一つと称して、彼らをも寛容に受け入れることが民主主義だと勘違いしているが、多様性を破壊する者を多様性を守るべき空間に入れてはならないのだ。/多様性を維持するためには、排外主義を徹底的に排除しなければならない。/社民党京都府連の、抗議声明一本出して自分は潔白だと言えたつもりの、この幼稚さは何なのだろうか。問われているのはそこではない。いわんや、清濁併せ呑むのが政治というような態度でレイシストと手を組むことを疑問にすら思わない知性の劣化はどうだ。/今回の件では、『国政では野党共闘を推し進める』という共産党の態度を大人の対処だと褒められているが、ふざけるなである。/彼らがこの広告に対しても徹底的に向き合わないのは、彼らもまた『殺す側』にいられるつもりだからだ。既に、共産党ですら、己が大衆から殺されるという危機感を持っていない。それは、彼らもまた『日本人』だからだ。」

 辛さんの文章はさらに続くのですが、もう引用は辞めます。問題なのはまさにわたしたちの政治的鈍感さにあるのです。「危機を危機と感じられない」怖さは、「在日」である辛さんの思いには至らないのでしょうか。


 ほんとうは『まなぶ』『マスコミ市民』3月号に書いたわたしの文章を紹介したかったのですが、タイトルなども本HP「研究活動・論文」欄に譲ります。

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